トンボ(トリムマーク)、塗り足し
dede-lab
デデラボ
まず大前提として知っておくべきことがあります。人は、デザインをじっくり見ません。
ポスター、Webページ、SNS画像を見たとき、人は…
最初から最後まで読む
小さな文字まで確認する
という行動を、ほとんどしません。
多くの場合は「パッと見て、瞬間的に判断して、次へ進む」これが現実の行動です。
この事実は、eye-tracking(アイ・トラッキング)
=「人の視線の動きを測定する研究方法」によって、数多く確認されています。
ここでは「感覚」ではなく、調査データに基づく目安を示します。
イギリスの Lumen Research は、16,000件以上のデジタル広告を対象に、eye-trackingを使った調査を行いました。
その結果、次のことが分かっています。
「1秒以上見られるデザイン自体が、かなり珍しい」
という現実があります。
別のeye-tracking研究では、次のような時間の目安が示されています。
ここで重要なのは、広告が画面に長く表示されていても、見られるとは限らないという点です。
ある研究では、広告が画面上に約14秒以上表示されて、ようやく1秒の注視が得られるという結果も報告されています。
Webの世界では、Banner Blindness(バナーブラインドネス)=「広告が目に入っても、無意識に無視される現象」が広く確認されています。
これは「人は自分に関係ない情報を、瞬時に切り捨てる」という脳の働きによるものです。
ここまでの数字が示しているのは、次の現実です。
人は ほとんど読まない
見られても 1秒未満が普通
最初に伝わらなければ その先は存在しない

「全部説明すれば伝わる」という考えは、最初から成立していない
デザインは、何を一番に伝えるかを決め、それ以外を引き算することを心がける