デザイン

文字の「重心」と「ふところ」

dede-lab

デザインの完成度を決める、見えない設計

「なんかダサい。」「中央に置いているのにズレて見える。」「悪くないけど、プロっぽくない。」
その原因は、センスではありません。
多くの場合、文字の設計ができていないことが理由です。
文字デザインの完成度を左右するのが、「重心」「ふところ」です。

文字は、一本一本の線を組み合わせてできています。
でも私たちが見ているのは、その線そのものではなく、線がつくる形や、できあがったすき間のバランスです。

ここが整っていないと、

  • 不安定に見える
  • 読みにくい
  • 安っぽく感じる

逆に整っていると、

  • 安定感がある
  • 信頼できる
  • 洗練されて見える

フォントを選ぶだけでは、デザインにはなりません。
重心とふところを理解することが、“なんとなく”から抜け出す第一歩です。

「重心」について

重心とは、文字の中で「重く見える位置」のこと。
物理的な中心ではなく、人の目が感じる中心です。

同じ「東」という文字でも、

  • 少し上にあると → 軽く見える
  • 少し下にあると → 安定して見える
  • さらに下がると → 緊張感や品格が出る

このように、ほんのわずかな位置の違いで印象は変わります。

なぜ重要なのか?

文字の重心が整っていないと、下記のような印象になります。

  • なんとなく不安定
  • ズレて見える
  • 素人っぽい

逆に整っていると、

  • 安定感がある
  • 信頼できる
  • 洗練されて見える

つまり重心は、デザインの“安心感”や“品格”を決める設計要素です。

「ふところ」について

ふところとは、文字の中にできる“すき間”のこと。
線と線のあいだや、文字の内側にある空間を指します。

同じ「東」という文字でも、

  • すき間が狭いと → ひきしまった印象
  • すき間が広いと → おおらかな印象

わずかな空間の違いで、文字の雰囲気は大きく変わります。

なぜ重要なのか?

ふところが整っていないと、下記のような印象になります。

  • 詰まって読みにくい
  • 重たい印象になる
  • 小さくすると潰れる

逆に整っていると、

  • 読みやすい
  • すっきり見える
  • 洗練された印象になる

つまり、ふところは、文字の読みやすさと印象を決める“空間の設計”です。

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